まっすぐにこじれるおたくな日々。

基本情報:あらしのにのさんおたく。でれたり毒はいたり。その他、オプションで漫画やら猫やら。三十路を歩き始めたぐーたら女です。

映画「浅田家!」

いつもご無沙汰しています。

 

発表から1年半くらい、やっと、やっと、やーーーーっとこの日が来ましたね。

 

二宮くん主演の映画「浅田家!」公開おめでとうございました!!

 

私は初日舞台挨拶2回目の中継回に入ったんですが、この感覚が久しぶりすぎてふわふわした。

ツアーのライビュは外れたので、検察側の罪人以来ですよ!2年ぶり!!二宮和也の映画出演がこんなに空いていいと思ってんのか!?待ちくたびれたよ…あぁ嬉しい。

最近クサクサしちゃうことが多かったから、雑誌祭りに番宣ラッシュ(脱力タイムズ優勝してたね)からの映画公開で幸せMAXっす。もう2020年に悔いはない。

 

とにかく期待に胸を膨らませて観た「浅田家!」、期待を裏切らない、期待以上の作品でした。色んな人が言ってるけど、文字通り笑って泣ける作品でした。

二宮くん演ずる政志の媚びない人間力、家族や恋人の強力な包容力、出会う人々のひたむきな優しさ…家族写真というものを通じて、人間の持つ力を思い知らされた気がする。

写真の力って不思議。

家族写真ってありふれたものだし、写真家じゃなくても撮れるし、芸術として評価されることなんてほとんどないんだけど、その家族写真で写真家になった浅田さんという人もいれば、地震で被災した人の姿を追う報道写真というのもあって、でも浅田さんはそういう人の姿は撮ってなくて…何がダメで何が正しいということじゃないけど、何を撮るのか、何を残すのか…写真は何より撮る人の心を映すものなのかな、なんて思った。

 

前半の家族写真を撮るパート、後半の震災で流された写真を洗うパート、それぞれトーンは違うんだけど、どちらもじんわり心が温かくなれる。

私も実際に生きた記憶に新しい年代を描いてるから、他人事のようには観られなくて…若い日の葛藤とか、震災で感じた無力感とか…色んな感情が湧き上がりました。

こんな世の中になって、昔のことをあの頃は良かったなんて思い出すことも多い今だからこそ観ると、今をどうやって前向きに、人との関係を大切にしながら生きようか考えられるキッカケになるんじゃないかなぁ。

あ、決して難しくて重くて考えさせられる映画じゃなくて、自然と前向きなことを考えちゃうというか、視界が晴れるような映画なので安心して万人に気軽に観てもらいたい。からっと明るい映画でしたよ。

 

 

以下、二宮担的な感想。

 

容姿が七変化する二宮くんが観れて本当に美味しかった。特に前半のダメダメ政志が最高。囲いたい。若奈ちゃん代わって。でも若奈ちゃんに甘ったれる政志が最高だからやっぱり代わらないで。

長髪に髭の二宮くんは退廃的で男っぽい色気があって…でも長髪のまま髭が無くなると、少女か??とふと思うような無垢な顔面…どんなわがまま言われてもあれは許しちゃいますわ。好きすぎる。顔が。

あと、やっぱり二宮くんは声がいいよね。

お兄ちゃんへのオネダリ声、若奈ちゃんへの甘ったれた声、小野くんへの穏やかな声、少女への優しい声…泣き出しそうな声も。

声だけで、関係性や心情、状況がすべて伝わっちゃうのすごい。聴きとりやすいし。

以下、特に好きなだった声セレクション。セリフは正確ではないです。※※ちょいネタバレ注意※※

 

 

  • お兄ちゃんへの「1台借りてくれやんかなぁ、消防車」
  • 若奈ちゃんへの「仕事が見つかるまで、どうぞよろしく…!」
  • 若奈ちゃんへの「せやけど、僕にしか撮れやんから…」
  • 若奈ちゃんへの「若奈ちゃんも10冊くらい買ってよぉ」
  • 若奈ちゃんへの「もし結婚したらその200万は払わんでもええの?一生…」
  • 若奈ちゃんへの「200万払うなんて絶対嫌やー!!」
  • 小野くんへの「みんな口を揃えてありがとうって、嬉しそうに帰っていきましたよ」
  • 泣き出しそうな「撮れやんよ…」
  • 少女への「撮れるよ」

 

若奈ちゃん率高し。性癖バレる。ダメダメ政志に会いに行くために映画館通っちゃう。

 

映画作品としてもオタ萌え作品としても楽しめる最高な映画「浅田家!」みんな観ようね。